Misa’s Mindfulness Blog

心理カウンセラーが日英中のパワーワードをご紹介します。

心と身体の関係性ー転職活動から

潰瘍性大腸炎ってご存じですか?安倍総理や、高橋メアリージュンさんなどの著名人も患って闘病していることを告白されたのは有名ですよね。

私も潰瘍性大腸炎を患っています。この病気は国から難病指定されており、原因が特定できなく、完治することはほぼないと言われています。症状としては、大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができることによって腹痛下痢を伴うのが特徴です。

闘病半年にして気づいたのは、自分の心の状態と腸の状態はかなり密接に関係しているということです。今回は、発症時の環境から現在までを振り返り心と身体の関係性について心理学的に考えてみたいと思います。

 

 

 

1. 潰瘍性大腸炎の発生時

転職活動

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もともと腸が強い方ではなかったのですが、潰瘍性大腸炎が発生する原因となったのは転職活動でした。当時私は3名の部下を指導しながら部のマネージャーを担っており、日本代表としての海外とのミーティングも多く、1日でも休むと次の日の仕事に響くようなプレッシャーの中で働いていました。

もうすぐ30代になるのでこのままの働き方ではまずいと感じ、マネージャー業をやりながら転職活動を行うわけですが、面接自体は好きなので楽しんでてきていたものの、面接によって仕事を通常の半分の時間で裁くということが相当心身に負担になっていたようです。

 

病気の発覚までの経緯

 

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だいたい普通の会社は、履歴書送付から内定が出るまで複数回面接を行うので早くて1か月程かかります。私は3社受けながら最終的に2社最終面接を終えたのですが、お盆休み等が間に入ったため1か月半以上かかりました。

現職もギリギリの状態で転職活動をしていたので、時間が延びれば延びるほど心身に負担がかかり、内定先を決定するころにはかなり腸が弱っていました。

最初は近くの病院でもらった整腸剤を飲み様子を見ていたのですが、徐々に腹痛の回数が多くなり、血便や粘膜便のような症状が出てたので大きな総合病院で大腸カメラをやることになりました(まさか自分が20代で大腸カメラをやるとは思いませんでした!)。

結果はびらんや潰瘍が大腸全体に広がっている中度の潰瘍性大腸炎。その時の私は病気が見つかったことにより、少し安心したのを覚えています。なんで腹痛や下痢が続くのかわからない状態でいるよりも「潰瘍性大腸炎発症ですね!」と病名を言われた方がホッとするのですから不思議なものですね。

 

2. 心と身体の状態

発症時

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発症時の私は、病気で腹痛や下痢が続いていたんだと理解したことによって、少しほっとしたと同時に、治すにはどうしたら良いのか必死に考えていました。投薬をしつつ、普段の食生活も変えた方が良いとか、アルコールは控えた方が良いとかありとあらゆる潰瘍性大腸炎の方の闘病ブログを読み漁ったのを覚えています。

ではどうしたら治るのだろうと焦りがあり、身体は投薬で少し症状が軽くなったと思う時もあれば、腹痛や下痢が頻繁に起こる時もあり、常に不安定な状態でした。

 

悪化する出来事

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そんな中、以前のブログでも書いたような信じていた人(自分が勝手に信じていただけですが)の関係性の崩壊があり、一気に心身の状態が悪くなります。はその人とのことでコントロール不能状態になり、不思議と並行するように大腸もかなり悪化し、その人のことを考えるだけで腹痛に襲われトイレに閉じこもるということが多くなりました。

 

自己肯定感の低下

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それからしばらくは、彼のことを考えては自己否定の感情が強くなり、加え腹痛がひどくなるという状態にありましたので、投薬は全く効きませんでした。そのころから、なんとなく潰瘍性大腸炎心の状態が大きく反映されるということに気づき始めていたので、その原因を取り除くべく精神科にも足を運びました。

しかしというのは一度大きく傷ついてしまうと簡単に修復することはできません。その間は自分を責めたり、自分を嫌いになったり、とにかく自己肯定感が限りなくゼロに近くなってしまうのです。

そうすると負の連鎖は続き、心が大きく身体へ影響を及ぼすので結果的に病気もどんどん悪くなるという事態に追い込まれていきました。

 

3. 闘病時の姿勢

諦める、受け入れる

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ここからは、私が実践して効果があった闘病への姿勢をご紹介します。

まずは、病気を患ったことを受け入れること。これは心理学の観点からも『Be present(今に生きる)』ことが大切で、過去のことをいくら責めたり振り返ったところで現在起こっていることが変わることはないからです。それより、どのように今身体と付き合えば少し良い方向に向かうかなということを考える方が先決です。

病気になったことに固執するのではなく、病気になったという事実を丸ごとAccpet(受け入れる)ようにすると、脳から執着心が消え、では今何をするのが先決かと前を向けるようになります。

 

病気を忘れる時間を作る

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病気だからと言って、普段の生活に大幅な制限をかけると心にはかなりの負担となります。私は自分が病気であることを忘れるために、以下の時間を作ることを心掛けました。

●読書

●運動

●投資

読書は、単純に本を読んでいる時間は本に集中するので病気であることを一時的でも忘れることができます。運動も同様にそのスポーツに集中するので意識をいまに向けることが可能です。投資は購入する株や投信がどのようなものであるかをじっくり吟味する必要があるため、自然と日本や世界の情勢にアンテナを張り、自分の生活圏内だけでなく外に目が向くようになります。

これはあくまで、個人的に病気であることへの執着をなくすために行っていることで、今に集中する方法は人それぞれ多様にあると思います。

 

プラスに転じる

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色々書きましたが、何より大切な姿勢はプラスに捉えるという姿勢です。病気になったことを悲観するのではなく、これを糧に自分が成長できると捉えるようにしましょう。具体的には、痛みを知ることで人に優しくなれるとか、何十年後に発症して苦しむより、今発症してうまく付き合っていく方法を確立したほうが、その先の人生をもっと豊かにできるなど、今の状態に執着するのではなく、長い目で見たときにきっとプラスになると思って闘病するということです。

私は医者ではないので医学的なことは言えませんが、実際に私自身が心の状態をプラスに持っていけるように色々なことをした結果、少し症状が軽くなっているのは事実です。緊張するとお腹が痛くなる方が多いように、心と身体は実はかなり密接につながっていることが分かります。

 

4. まとめ

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潰瘍性大腸炎発症から半年がたちますが、私はこの病気と一生付き合っていくことを受け入れることにしました。そして心と身体がとても近いということを知ったことにより、常に自分の心がポジティブでいられるように、心理学を勉強したり、今に集中できるヨガや読書の時間を1日のうちに多く入れられるように意識をしています。

私たち人間は表には出さずとも、心であれ身体で弱い分が存在すると思います。そのような自分も悲観せずに受けいえるようになると、自然と考え方表情も明るくなるような気がします。

 

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<中国語⑤>迷った時は自分の直感で

仕事一つをとるにしても、現代は様々な選択が可能です。会社で働くという方法をとる人、自分で生業を行う人、副業という形でどちらもバランスよく時間を使う人、すべて自分で選択し、実行している事柄です。

人生において、自ら選択したことに関しては自分で責任を負わなければなりません。選択した事柄に対して、なるべくなら後悔せずにプラスに捉えたいものです。

本日はそんな選択するということに重きを置いたパワーワードの紹介です。

 

  

 

 

1. 本日のMindfulness word

中国語

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人生道路千万条,生活千万种,只能选自己觉得值得的样子去生活,当价值观与实际生活一致,人就是幸福的。

只/zhǐ : ただ~

选/xuǎn : 選択する

值得的/zhidé : 値する

样子/yàng zi : 方法

当...一致/dàng...yīzhì : ~と一致する

价值观/jiàzhíguān :  価値観

实际/shíjì : 実際の

 

日本語意訳

数千通りの人生がある中で、“価値がある”と感じる方法を選択することができるのは自分自身のみです。価値があると思ったことと、実際の生活が一致している時、私たちは幸せを感じます。

 

2. 意味を深堀りして考える

人生は選択肢だらけ

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私たちは常に選択することに追われています。先ほど仕事の話をしましたが、実は小さい頃から数えきれないくらい選択をしていることがわかります。例えば、小学生では何委員会に入ろうかなとか、中高生では好きな人に告白しようかな、受験校はどこにしようかとか。 日常生活レベルで考えると朝ごはんはパンにしようか、それともご飯にしようかなど、選択していない日はないくらい選択することが沢山あります。

歳を重ねれると、就職や転職、結婚など人生を左右する選択を迫られることも多くなってきます。

そんな無数の選択に対し、私たちは何をもとに選択をしているでしょうか。

 

選択するときのポイント

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私たちは選択する時に「自分の価値観」に沿って心を決めていることが多いです。

価値観とは、自分の中で何を重視するか、何を優先事項とするかといったような判断材料になります。例えば、恋人の予定と家族の予定が同じ日にあったとします。私は恋人より家族を優先することが昔から多いですが、人によっては恋人との時間のほうが家族の時間より大切という人もいます。転職で2社からオファーが出た時に給与を優先する人もいれば、通勤時間を優先する人もいます。

複数の選択肢があった時に、私たちは自分の価値観をもとにどちらが自分にとって幸せなのかということを考えます。もちろん、人の意見を聞いて選択するということもありますが、結局は心の中で自分の価値観と照らし合わせ、納得したものを選択をしているはずです。

 

選択に後悔はつきもの

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選んだ選択肢が自分の想像していた結果と異なるときに、私たちは“あの時に別の方を選んでいたら”と後悔することがあります。自分の考えいなかった事柄を受け入れることができずに、選択していない方を考えることによって起因する対象を見つけたいという人間の真意が働くからです。

しかし、選んだものはその時はベストであったから選択したのであり、何年後もその選択がベストだという保証はどこにもありません。逆を言えば、選択しなかったものを選択することができていたら、この先もずっとその選択は正しかったといえるのでしょうか。

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答えはNOです。多かれ少なかれ私たちは自分が選択した事柄に対して後悔をするものだと思います。転職や結婚も同様です。その時は一番合う会社だ!幸せな家庭を作ることができるパートナーだ!と思ったとしても、隣の芝生は青いという言葉があるようにどうしても他人の方が羨ましく思えたり、自分の選択を他人と比較してしまうような事は誰しも経験したことがあるはずです。

 

長期的な視点

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それでは、選択した事柄をどのようにとらえれば良いのでしょうか。簡単な方法は、短期的な結果だけにとらわれるのではなく、長期的にものごとを見る習慣をつけることです。

例えば、就職活動A社でなくB社に行っとけばよかったと後悔したとします。面接時に面接官より「上下関係なくフラットな文化」と聞いていたのに実際は異なり、A社を選んだことを後悔しているとしたら、2つの行動を起こすことができます。

1つ目は“郷に入っては郷に従え”精神で会社の文化になじむこと。2つ目は転職をすること。どちらかの選択をしたとしても、次回以降転職するときは面接官の言葉を100%うのみにするのではなく、働いている人から話を聞いてみようとか、会社の口コミを確認してみようとか、対策をとることが可能になります。

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長期的な目線でそれを経験できたという点をプラスに考え、今どんな行動をとることが最適かという短期的な部分を考えるようにすると自分の選択に対して否定的な感情が少し和らぎます。今は後悔している選択も、時間がたてば最良の選択となる場合だってありうるのです。

大切なことは、目の前の事柄だけで選択した事柄を否定するのではなく、まずは長期的に考え自分の選択を肯定するということです。そうすることにより、選択した事柄にくよくよせず、次回以降選択する時のポイントを考えられるようになります。

 

3. まとめ

何かを選択する時にもとになるのは、あなたの価値観です。価値観は時間がたてば変わることだって沢山あります。

自分が選択したことに関して否定や後悔をするのではなく、長期的に考える癖をつけましょう。目の前の状況に一喜一憂せずにその時とったベストな選択を肯定するように心がけると、少し冷静に物事を考えらるようになります。

 

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<中国語④>人生の賞味期限

賞味期限って気にしますか?コンビニでアルバイトをしていた時に、商品陳列で賞味期限の早いものは手前に置き、顧客に買ってもらいやすいように並べます。それでもおばさんとかは奥まで手を突っ込んで、賞味期限が新しいものをわざわざ買おうとするのをよく見かけたことがあります。そういうことをする人がいるので、賞味期限が近いものが買われずに廃棄となったり、店員である私たちが休憩の時に食べたりしてました。

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今や食品だけでなく、にも賞味期限がつけられる時代になりました。30歳を迎えた女性が「あの子は結婚までの賞味期限が近いよ」とか、「転職時期は35歳まで」とかなんでも時間(年齢)に価値をつけるのを現代人は大好きだと感じます。

テレビでも本でもそのような表現が独り歩きをするので、その世間一般の賞味期限といわれる時期を過ぎた時に、私たちは焦り苛立ちなど自分を否定するような感情が出てきてしまいがちです。でもそれって誰が決めた賞味期限ですか?そもそも“賞味”ってどういう意味なのでしょうか?

本日はそんな疑問を基に、人生における賞味期限について考えていきたいと思います。

 

 

 

1. 本日のMindfulness word

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不知道从什么时候开始,在什么东西上面都有个日期,秋刀鱼会过期,肉罐头会过期,连保鲜纸都会过期,我开始怀疑,在这个世界上,还有什么东西是不会过期的?

 

从/cōng : ~から。

东西dōngxi : もの、こと。

秋刀鱼qiūdāoyú : さんま。

过期guòqī : 期限が過ぎる、切れる。

肉罐头/ròuguàntóu : 肉の缶詰。

保鲜纸bǎoxiānzhǐ : ラップ。

怀疑huáiyí : 疑う。疑問に思う。

 

日本語意訳

いつから始まったことかわかりませんが、すべてのに期限があります。

さんまや缶詰肉、ラップにさえも賞味期限・使用期限切れになってることがあります。

この世界で期限切れにならないものって、いったいに何があるのでしょうか。

 

2. 意味を深堀して考える

"賞味"とは

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食品についている賞味期限というのは、その食べ物を美味しく食べられる期間のことを指します。消費期限というのは、その食べ物を安全に食べられる期間のことを指します。

例えば結婚に関してとやかく言いたい人たちは「あの女性は35歳になったから、消費期限が近いね」とは言いませんね。彼らがほのめかしていることは、美味しく食べられる期間=その人が結婚するのに良い時期、適している期間のことを言いたいんですね。それを過ぎると「売れ残り」とか、「売り出さないと云々」とか、まだ食べ物と同様の表現を使っておせっかいしてくるのですが、本当に余計なお世話だと思います(笑)

 

人生における賞味期限

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色々な物事、更に人にまで賞味期限が謳われる時代にいる私たちには、賞味期限がないものってないのでしょうか。

私は人生そのものには賞味期限がないと思っています。その時その時しかできない事柄も確かにあります。例えば、25歳の人が「成人式をもう1回やりたい」と思っても物理的に不可能ですね。また、50歳の女性が「どうしても赤ちゃんを産みたい」と思っても赤ちゃんを授かる可能性はかなり低いと思います。

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しかし、そのような物理的に不可能なこと以外の事柄については賞味期限はないと思っています。20代は仕事についていくのに必死で、自ら勉強する時間がなかった人が、30代に入り少し時間的な余裕ができたので、プログラミングの勉強を始めて専門知識を得るとか、今までは何をするにも臆病でマイナス思考だった人が、考え方を治す訓練を積んだことにより、常にプラス思考になりハッピーでいれるようになったとか・・

自分を変えたい、成長させたいと思うことに関して賞味期限は存在しません。こうなりたいとか、挑戦したいと思うことを心理学では自己実現欲求といいます。自分の能力や可能性を最大限発揮したい、あるべき自分になりたいという欲求です。この欲求の特徴は高度な精神的欲求なためモチベーションがとても高く、それが何歳の時であろうと賞味期限なんてものは存在しないと考えます。

 

すべては自分次第

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周りから賞味期限がどうだとか、あなたの適齢は何歳だとか何を言われたところで、

結局その事柄をするかしないか決めるのは自分次第です。その歳で転職はきついよと周りに言われたとしても、自分の目指すところが明確自信に溢れていたら、それを買ってオファーをしてくれる会社があるかもしれません。子供が小さいんだから、副業は無理だよと言われても、家でできる仕事は沢山ありますし、ノウハウを身につければ家の状況とか年齢とかが生涯になることはありませんね。

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大切なのは、それをやりたい・挑戦したいと思うことと、それを達成するにはどうしたら良いかを明確にすることだと思います。新しいことに挑戦する、今の自分を変えることに遅い、早いはありません。思い立ったら吉日という言葉にあるように、そう思った時が一番のチャンスです。そしてそれを習得するか否かもすべて自分次第です

 

3. まとめ

人生に賞味期限はありません。周りから何を言われても自分を信じる強い心を持ちましょう。自分がこうなりたい、これに挑戦したいと思って何かに必死に取り組んでいる状態って、大変なこともあるかもしれませんが、楽しい時が多くありませんか?それは自己実現欲求が満たされているからです。

年齢や今ある状況を言い訳にせず、常に挑戦し続ける心をもっていたいものですね。

 

 


 

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<中国語③>登山と人生

山登りってしたことがありますか?私は小学校や中学校の林間学校で登ったことがあるくらいです。とにかく上り坂ばかりで足は痛くなるし、汗はたくさん隠しで、登ってる途中はとても辛かったのですが、山頂につくと達成感で疲れを少し忘れてしまうような瞬間があったことを覚えています(翌日はひどい筋肉痛でしたが笑)。

人生は、時に山登りに例えられることがあります。生きていると辛いことや苦しいことが沢山あります。しかし私は途中で止まることなく、登り続けなければなりません。苦しみを乗り越えたときに感じることって何でしょうか。見える景色はどういったものでしょうか。

本日はそんな人生を山登りに例えた中国語をマインドフルに解説していきます。

 

 

 

1. 本日のMindfulness word

中国語

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人生路上,踏踏实实努力,才能登上人生更高的山峰。

只要你不跪着这个世界没人比你高。

路上/lùshɑng : 道。

踏踏实实/tātā-shíshí : 着実な。

更~/gèng : 更に~

山峰/shānfēng

跪着/guìzhe : ひざまずく。

 

日本語意訳

人生の途中で、より高い山頂に到達するために自分自身で着実な努力をしなければなりません。

あなたがひざまずかない限りは、この世界で誰もあなたより高いところにいる人はいないのです。

 

2. 意味を深堀して考える

山登りに例えられる人生

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山登りって精神的にも肉体的にとてもきついアクティビティなのに、山登りが好きな方って沢山いますよね?どうしてだと思いますか?

私の親友の香港人は山登りが大好きです。毎週末山を登っているような大の山好きなのですが、彼女になぜそんなに山に登るのか聞くとゴールがあるから好きなんだと言っていました。

山登りのゴールとは「頂上」のことです。途中天候が悪くなったり、足が痛くなったり、予期せぬことが沢山起こるけれども、頂上に向かって着実に進んでいくこと、頂上に到達したときの達成感が好きみたいです。

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では、人生の頂上って何でしょうか?私は「自分自身へ設定する目標」だと思っています。目標の時間軸は人それぞれです。年末までに、ダイエットを成功させて10キロ痩せるといったような短期的な目標もありますし、10年後までに幸せな家庭を築いて、仕事もうまくこなすといったような長期的な目標もあると思います。

いずれも山登りと共通していることは、途中何が起こるかわからないけれども、瞬間に集中をし少しずつ前に進んでいくこと。時には立ち止まって振り返ったり、挫折を経験することもあるかもしれません。山登りの冥利及び人生の醍醐味は、くじけそうになっても(例えくじけたとしても)自分の心身を奮い立たせて、目標に向かって進んでいくことをだと思います。

 

着実な努力

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“努力は必ず報われる”ととあるAK〇の初代リーダーが言ってましたね。彼女の言葉の"報われる"というのは、どのような努力に対して誰が報われるのでしょうか?

私個人の解釈となりますが、自分を高める努力、自分の目標に向かって進んでいく努力のことを指すと思います。例えば、前に挙げた"10年後に幸せな家庭を築く"という目標があるとします。それを達成するためには、どのような努力が必要でしょうか。結婚していない方は、良い相手に巡り合えるように色々なイベントに参加する、自分磨きの一環でジムに行くなどが挙げられますね。結婚している方は、子どもが好きなことをできるように、仕事を頑張って安定した収入を得るとか、家族が病気をしないように毎日栄養のあるごはんを作るとか・・色々な努力の方法があると思います。

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その努力が自分に報われるか否かは、自分の普段の行動次第であり、もっと厳密にいうと自分の普段からの物事に対する考え方、姿勢次第となります。その目標を達成させたいと思えば、達成するための努力をより細かいアクション設定になりますし、堅実に努力し、頻繁にフィードバックをし、目標の再設定やスピードアップをすることもあるでしょう。大事なことは、着実に目標に向かって進めているか、途中立ち止まったとしてもまた前を向いて進み始められるかかということです。

努力は自分のために設定し、それが達成されれば自分に報われるようになるので、すべて自分次第ということが彼女の言葉からもわかるかと思います。

 

自分を超える高さにいる人はいない

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自分がひざまずかない限り、自分の高さを超える人はいないってどういう意味でしょうか。

心理的解釈になっていきますが「自分がひざまずく」というのは、自分の二本の脚で立っていられない時、即ち困難にぶつかってくじけてしまう時のことを指します。

「自分の脚で立っていられなくならない限り、自分の高さを超えることができない」というのは、言葉を変えると“くじけた時に初めて自分の高さ(目標)を超えることができなくなる"という意味になります。これはどういうことを指しているのでしょうか。

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心が苦しい時って、そもそも自分の目標だとか、自分はこうなりたいとかポジティブな考えって浮かんでこないものです。目標を超えられない、というよりは目標がなくなってしまうから、それを超えることは物理的にできなくなります。

逆を返すと、くじけたとしてもまた奮闘し目標に向かうことができれば、自分が掲げた目標に近づくことはできるのです。いつだって、向き合わなければいけないのはほかの誰でもない自分です。

中国語の文には、くじけてもよいから自分の掲げる人生の目標に向かって着実に近づこうね。そうしていれば、常に自分が頂点にいることになるよというポジティブなメッセージが隠されているのです。

 

3. まとめ


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今回の文は、かなり深読みして意訳することが必要で私自身もかなり考えました。人生を山登りに例えるってなんだか大げさだなーと以前は思っていたのですが、山登りが「予期せぬことが沢山起こったり、挫けることもあるけれども、目標に向かって着実に歩いていく」という点で、私たちの人生をぎゅっと凝縮したようなイメージと重なりあうことが納得できました。

そして挫けたり、立ち止まってもOKなので、自分と向き合って目標へと努力をしていくことが人生において大切だということは、山登りをするともっと簡単に実感できるのかもしれません。

 

 

 

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<中国語②>肯定と潜在能力

ご自身の"好きなところ"ってありますか?私は手足が人より長いというところが気に入っています笑 好きなことが外見にしろ内面にしろ、1つでもあると自己肯定を高めるという点で大きなポイントになります。

自己肯定を高めるということは、自分を許したり、慰めたり、寄り添ったりすることによって自分の感情にふるまわされず、心が穏やかな生活を送ることが可能になります。

好きなところがない方は、些細なことでも良いので自分のここは好きだなという部分を探してみてください。

本日の中国語パワーワードは、どのように自分を変える潜在能力という点に着目し、ご紹介をしていきます。

 

 

 

 

1. 本日のMindfulness word

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中国語

一个人懂得尊敬自己,就会控制自己的言行。

只要改变生活方式,就能更接近理想,成为别人学习的榜样,拓展自己的潜力,得到更大的力量。

懂/dǒng : 理解する。

控制/kòngzhì : コントロールする。

改变/gǎibiàn : 変化する。

榜样/bǎngyàng : 模範、手本。

拓展/tuòzhǎn : 発展する。成長する。

潜力/qiánlì : 潜在能力。

 

日本語意訳

自分の事を尊重できる人は、自分の言動をコントロールできます。

考え方を変えることによって、自分の理想に近づき、他人があなたから学び、

自分の潜在能力を引き出しながら、より大きな生きる力を得ることができます。

 

2. 意味を深堀して考える

自分を尊重する

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“尊敬自己”をそのまま日本語読みをすると、尊敬するということになりますが、ここでの中国語は尊重する(尊く敬う)という意味合いのほうが大きくなります。

自分を尊く思うとは、字のごとく自尊心のことです。自尊心とは、自分自身に価値があると思うこと、自分にはこんな良いところがあるんだと気づくことを指します。

自尊心が高いと、どんな状態の自分でも素直に受け入れることができるようになり、更に自分の力量がよくわかっているので、周りに対して謙虚になります。

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よく“自尊心が高い人は天狗になっている”とか、“調子に乗っている”といったような考えをお持ちの方がいますが、実はそれは真逆の考えで自尊心が高い人は謙虚でいることが多いです。自分って実はこんな弱いところもあるんだと自分が一番理解をしていると、周りに対しても優しい心で接することができるようになるのだと思います。

 

自分の言動をコントロールする

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ゆえに、自分を尊重できている人は自分の感情をコントロールできることが可能になります。例えば、他人との比較で自分が劣ってる部分が見えてきたときでも、自分を尊重できる人はあまり気にすることがありません。事実自分が劣っていると理解したとしても、自分は敵わないけどOK私は私の価値があると思うので、悔しい!とかなんで私だけ!というようなマイナスな感情が湧いてくることがありません。そうすると感情でものごとを判断したり、言動に表したりすることが少なくなり、自分の感情をうまくコントロールができるようになります。

 

潜在能力を引き出す

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私たちは可能性に満ちています。それが男性であれ女性であれ、年齢がいくつであれ全く関係ありません。大切なことは、いまどんな状態の自分であれ尊く価値のある人間なんだと理解ができているかどうかです。

もし自分のことが好きになれない方いたら、まずは自分の好きな部分を見つけるように心がけましょう。まずは好きになれない自分⇒好きな部分がある自分に考え方を変えることによって、徐々に好きだと思える部分が増えるので、自尊心がゆっくり高まっていきます。

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自尊心が高まると、自分の心奥底に眠っていた潜在能力に気づくチャンスが大きくなります。自分の思い込みや感情によってがちがちになっていた心の筋肉がふと緩むことによって、今まで考えもしなかった視点が見えてきたり、マイナスと思っていたことが実は自分のプラスになる要素であることに気づくということが多々あります。

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苦しいときやつらい時は、自分を責めてしまいがちです。私自身の経験の話ですが、つらい事や悲しい事=自分が招いた過ちと思い込んでいたのを、よく辛いのに耐えたね、頑張ったね。尊重してあげることによって、今まで過ちと思っていたことは、実は自分の考え方を変えるきっかけになっていて結果的に視野を広げられたといったようなことが多々あります。

自分を尊重してあげることは、自分の成長を促す潜在能力を引き出す大事なステップなのです。

 

3. まとめ

自分の好きなところを考えてみましょう。自分を価値のある人間なんだと尊重してげましょう。すると、感情ありきの言動をコントロールすることができるようになり、現在の考え方(思考回路)に変化が加わります。

そうすることによって、あなた自身の潜在能力を引き出すことができ、更に一回りも二回りも成長するチャンスにつながります。

 

 

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<中国語①>自分に優しく

普段から"自分に優しく"できてきますか?前の記事でも紹介したように、中国人は自分のことを大切にしている人が多いです。今日から中国語のパワーワードをご紹介していきますが、1回目は自分にどのように優しくなれば良いかという言葉のご紹介です。人には励ましの言葉をかけることができても、自分に対してはできないことってありませんか。

そんな私たちが、普段どのように自分に接したらよいかヒントとなると言葉が多く登場します。

普段から漢字に慣れ親しんでいる日本人は、もしかしたら私の解説なしになんとなく心に意味が入ってくるかもしません。

 

 

  

1. 本日のMindfulness word

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中国語

"所谓对自己好一点,就是看得起自己,原谅自己,鼓励自己,爱上自己。岁月会证明,你自己的自己,是唯一一个「活对了的」人生" - 学句子

看得起 / kàn de qǐ : 重視する。

原谅 / yuánliàng : 許す。

鼓励 / gǔlì : 励ます、激励する。 

证明 / zhèngmíng : 証明する。

唯一 / wéiyī : 唯一の。たった一つの。

 

日本語

自分に優しくすることとは、自分をしっかり見つめ、自分を許し、自分を励まし、自分を愛することです。年月が経てば、"あなた自身"が唯一「正しく生きる」人生を証明してくれます。

 

2. 意味を深堀して考える

原谅自己(自分を許す)

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生きている中で、自分に対して怒りの感情が芽生えることって沢山あります。例えば、夫と喧嘩をしてしまい自分の感情を抑えられなかったことに不甲斐なさを感じたり、大事な試験でミスをしてしまい自分を責めてしまったりすることは誰にでもあります。

そのような自分に対してのマイナス感情を持っていると、自分はダメな人間だと思って自己を否定していしまいがちです。しかし、そのような失敗に思えるようなことも、実は自分を成長させるチャンスだったりします。

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夫と喧嘩をしないように次はどう言葉を返したらよいかとか、次こそ合格するためにはどこを対策したらよいかなど、頭を使って考えるようになります。自分に対して怒りや自己否定の感情でいっぱいするのではなく、今日はたまたまダメだったんだと思ったり、運が悪くてそうなったんだと強く思うことによって、一度自分を解放してあげましょう。自分を許してあげると、ふっと肩の荷が下りて「じゃあ次は同じ失敗を繰り返さないようにどうしたらよいか」と思考が前向きに動き出すようになります。

 

鼓励自己(自分を励ます)

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他人を励ますことってとても簡単ですが、自分を励ますことって難しいですよね。特に自分がひどく落ち込んでいたら、あなたはご自身にどんな言葉をかけますか?

長い人生なんだから落ち込むことないよ!とか、あなた以上に苦しんでる人はいっぱいいるからあまり落ち込まないで!とか友人にはかけられる励ましの言葉が、自分にはかけられないことってよくありますよね。なぜでしょうか。

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それは「励ます」という行為が、第三者的な視点で行う言動だからです。だからこそ、落ち込んでいる自分を客観的な視点から見るように心がけなければいけません。客観的に自分を冷静に判断をしたうえで、励ましの言葉をかけてあげると、不思議とすーっと自分の心に入ってきます。

客観的に見れないうちは、自分に励ましの言葉をかけたところで、全く心に入ってきません。自分が当事者でありながら、まるで第三者のように冷静に物事を分析するように心がけましょう。そうすれば、どのような状態に自分がいて、どのようにすれば乗り越えることができるのかというヒントが見えるようになってきます。

 

正しく生きる人生を証明する

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"活对了的"人生("正しく生きる"人生)って何でしょう。

人はみな価値観が違うので、それぞれ正しいと思うことは異なります。一方で、普遍的であることは自分は唯一無二の存在だということです。ですから、あなた自身が「正しいんだ」と思う人生は必然的に「正しい人生」であることになります。

ちょっと理屈っぽくて難しい言い回しですが、ここで伝えたいことは“あなたが自身をしっかり受け入れて満足している人生は、すべて正しい人生になる”ということです。なぜなら、正しいかどうかを判断するのはあなたしかいないからです。胸を張って自分が好き!といえるようにするには、いかなる自分も許していなければいけませんし、くじけそうになった時は励ましていかなければなりません。

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どんな時でも、自分のことを見つめ受け入れてあげられるようにすれば、自然と時間がたって振り返ったときに「あー正しい人生だったな」と思うようになる時が来るということです。

 

3. まとめ

当時どうしようもなく苦しい時間を過ごしても、ある程度年月が経つと辛い経験が糧となり、一回りも二回りも成長していたなんてことは、誰しも経験していることではないでしょうか。意味のない経験なんて、実は一つもなくてすべてがご自身の人生をより豊かにする過程に過ぎないのです。

それでもつらい時、苦しい時はやってくるものですから、そんな時は看得起(しっかりと見つめ),原谅(許し),鼓励(励ます)ことを積極的に行い、自分を守ってあげましょう。そうしているうちに、気が付けば「正しい人生だったなー」と思えるようになる日が来ているかもしれません。

 

 

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中国人から学ぶべき精神

中国ひいきでは決してありません!でも中国人から学べることって沢山あるんです。

本日は、中国人から学ぶべき精神中国語をはさみながら心理学的に解釈をしていきます。国に住んでいた時期があり、仕事上も中国の方と一緒に働く時間が多い私が、ここは日本人も見習ったほうが生きやすくなるなーと思ったことを個人の主観でお伝えします。中国人はそもそもの人口が日本と比べ物にならないくらい多いので、万人に共通するわけではない事、また私個人の意見が強い点はご了承ください。

**合間合間に中国語のご紹介もします。

 

 

中国人の特徴

 

 

1. はっきりと意見を言える

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中国の方は老若男女問わず、意見をはっきり言える方が多いです。例えば会議で部下が部長に「小李,你是怎么看的?(李君、君はどう思う?)」といきなり意見を聞かれたとします。そのような時に中国人の方はしっかりと意見を述べることが非常に多いです。それがあっている、あっていないに関わらず、まずは自分がどう思っているかを堂々と発言します。

同様に日本人がいきなりあてられた時に同じ発言ができるかというと、どうしても私たちの脳には「恥ずかしい」とか「部長の求める答えでなかったらどうしよう」というような考えが浮かびがちだと思います。圧倒的に中国人のほうが勝っているのは、「失敗を恐れない」「周りを気にしない」ということです。

自分軸で生きていることが当たり前という環境で育っており、他人が自分をどう思うかという他人軸で物事を考えることがないので、自分の考えをストレートにしっかり述べることができるのです。

中国語で"自我为中心"という言葉がありますが、自分を中心に考える(意訳)という考えは自分軸をしっかり持つ基本的概念になります。

 

2. 仕事では絶対に謝らないぞ!精神

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中国の方と仕事をしたことがある人は分かると思いますが、中国人は絶対に謝りません!!理由は幼少期より、人前で恥をかくことは良くないと両親から教えこまれているからです。中国語で恥をかくことを丢面子(面子が汚れる=恥をかく)といいますが、中国の方はしきりに面子(メンツ)が傷つくことを恐れます。

彼らの頭には、謝ること=自分の負けを認めること=恥をかくことという思考が成り立っているのですが、私がここで言いたいのはなんでもかんでも謝ることが美徳とされている日本の文化を変えたいということです。謝らなくてもよい事を謝って嫌な思いをするより、自分が悪くないことは自分の尊厳を守るようにしたほうが良いのではないかと思います。もちろん時と場合によって、謝ったほうが良い時もありますが・・・。

 

3. でも公共の場ではちゃんと謝る

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そんな中国人でも公共の場で人とぶつかったときは、ちゃんと不好意思!对不起!(すみません)と謝ります。上海の人民広場などの主要駅は、新宿と同じくらい人が密集しておりますが、ちゃんと他人とぶつかったら一声かけられるんですよね。そこが日本人と違います。

日本人は最悪な人はわざとぶつかってくる人もいますよね笑。日本の通勤電車で一番不愉快なのは、タックルしてくる人、ぶつかっても謝らない人たちですね。私は、常にマインドフルを実施するトレーニングだと思って気にしないようにしてますが、結構嫌なものです。

 

4. オンとオフはきっちり分ける

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中国人の方は、だらだら残業をするということをとても嫌がります。定時になったらすぐに帰る方が多いです。なんでそんなぴったりに帰るのかと聞いたことがありますが、家族がいるから、自分の仕事は9時から18時までの契約だからなど、しっかり会社と自分に線を引いていて、逆になんで日本人は帰らないの?と聞かれたこともあるくらいです。

仕事の時はしっかり、18時以降は自分の時間ときっちりオンオフを切り替えている人が多いです。結果として、仕事をしているときは集中し、時間になったら退社し好きなことをしているので、ストレスフルで鬱になるということがあまりありません。

彼らとの会話の中でも、你有哪些缓解压力方法?(どんなストレス解消方法がある?)你怎么减轻工作压力?(どうやってストレス解消してるの?)という言葉をよく聞くように、若者は特にどうやってオンオフを切り替えるかということに関心も高いように思います。

 

5. お年寄りや子供に対する態度

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中国で地下鉄に乗っているとよく見る光景が、若者がお年寄りや子供に席を譲るということ。中国では、照顾老人(お年寄りを大切に)という考えが日本より強いように感じます。また、5歳くらいまでの子供にも積極的に席を譲る人を良く見かけます。逆にお年寄りが席の前に立っていて、席を譲らない人を見たことがないというくらい、かなりの確率でみんなが席を譲ります。

日本では、ビジネスマンが寝たふりをしたり、気づかないふりをしたりしたりする光景を見ますので、中国人のように没事,你坐!(大丈夫。座って!)と軽く言えるような文化があればよいなーと思います。

 

6. 自分が大好き 

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これは余談ですが、中国人は自分が大好きですね!笑 LINEの中国版のようなWeChatでは、まず自分の写真をたくさん投稿してます笑

日本は自撮りが多かったらナルシストとか言われて引かれたりしますが、中国の方は他人がどう思うか気にしないので、みんなが自分の写真載せます。

自分が本当に大好きなんだなーと感心すると同時に、自分もここまで自分自身を愛せれたら色々な感情に振り回されることがなるんだろうなと羨ましく思ったりします。

 

まとめ

他人を気にしないで、自分の気持ちに正直に生きていることで、自分に自信が出て自己肯定感が高くなります。結果として、会社での振る舞いがとても堂々として、自分の意見がしっかり言えようになります。

政治的な問題もあり、メディアからは色々な角度で取り上げられることが多い国ですが、私は中国人から学んでいることは非常に多いです。

私たち日本人も「自分が大好きだから」と堂々と自撮りができるようになるくらい、自分を認めて愛せるようになれれば、もっと幸せになるのではないかと思います。

 

 

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