<中国語⑤>迷った時は自分の直感で
仕事一つをとるにしても、現代は様々な選択が可能です。会社で働くという方法をとる人、自分で生業を行う人、副業という形でどちらもバランスよく時間を使う人、すべて自分で選択し、実行している事柄です。
人生において、自ら選択したことに関しては自分で責任を負わなければなりません。選択した事柄に対して、なるべくなら後悔せずにプラスに捉えたいものです。
本日はそんな選択するということに重きを置いたパワーワードの紹介です。
1. 本日のMindfulness word
中国語
人生道路千万条,生活千万种,只能选自己觉得值得的样子去生活,当价值观与实际生活一致,人就是幸福的。
只/zhǐ : ただ~
选/xuǎn : 選択する
值得的/zhidé : 値する
样子/yàng zi : 方法
当...一致/dàng...yīzhì : ~と一致する
价值观/jiàzhíguān : 価値観
实际/shíjì : 実際の
日本語意訳
数千通りの人生がある中で、“価値がある”と感じる方法を選択することができるのは自分自身のみです。価値があると思ったことと、実際の生活が一致している時、私たちは幸せを感じます。
2. 意味を深堀りして考える
人生は選択肢だらけ
私たちは常に選択することに追われています。先ほど仕事の話をしましたが、実は小さい頃から数えきれないくらい選択をしていることがわかります。例えば、小学生では何委員会に入ろうかなとか、中高生では好きな人に告白しようかな、受験校はどこにしようかとか。 日常生活レベルで考えると朝ごはんはパンにしようか、それともご飯にしようかなど、選択していない日はないくらい選択することが沢山あります。
歳を重ねれると、就職や転職、結婚など人生を左右する選択を迫られることも多くなってきます。
そんな無数の選択に対し、私たちは何をもとに選択をしているでしょうか。
選択するときのポイント
私たちは選択する時に「自分の価値観」に沿って心を決めていることが多いです。
価値観とは、自分の中で何を重視するか、何を優先事項とするかといったような判断材料になります。例えば、恋人の予定と家族の予定が同じ日にあったとします。私は恋人より家族を優先することが昔から多いですが、人によっては恋人との時間のほうが家族の時間より大切という人もいます。転職で2社からオファーが出た時に給与を優先する人もいれば、通勤時間を優先する人もいます。
複数の選択肢があった時に、私たちは自分の価値観をもとにどちらが自分にとって幸せなのかということを考えます。もちろん、人の意見を聞いて選択するということもありますが、結局は心の中で自分の価値観と照らし合わせ、納得したものを選択をしているはずです。
選択に後悔はつきもの
選んだ選択肢が自分の想像していた結果と異なるときに、私たちは“あの時に別の方を選んでいたら”と後悔することがあります。自分の考えいなかった事柄を受け入れることができずに、選択していない方を考えることによって起因する対象を見つけたいという人間の真意が働くからです。
しかし、選んだものはその時はベストであったから選択したのであり、何年後もその選択がベストだという保証はどこにもありません。逆を言えば、選択しなかったものを選択することができていたら、この先もずっとその選択は正しかったといえるのでしょうか。
答えはNOです。多かれ少なかれ私たちは自分が選択した事柄に対して後悔をするものだと思います。転職や結婚も同様です。その時は一番合う会社だ!幸せな家庭を作ることができるパートナーだ!と思ったとしても、隣の芝生は青いという言葉があるようにどうしても他人の方が羨ましく思えたり、自分の選択を他人と比較してしまうような事は誰しも経験したことがあるはずです。
長期的な視点
それでは、選択した事柄をどのようにとらえれば良いのでしょうか。簡単な方法は、短期的な結果だけにとらわれるのではなく、長期的にものごとを見る習慣をつけることです。
例えば、就職活動A社でなくB社に行っとけばよかったと後悔したとします。面接時に面接官より「上下関係なくフラットな文化」と聞いていたのに実際は異なり、A社を選んだことを後悔しているとしたら、2つの行動を起こすことができます。
1つ目は“郷に入っては郷に従え”精神で会社の文化になじむこと。2つ目は転職をすること。どちらかの選択をしたとしても、次回以降転職するときは面接官の言葉を100%うのみにするのではなく、働いている人から話を聞いてみようとか、会社の口コミを確認してみようとか、対策をとることが可能になります。
長期的な目線でそれを経験できたという点をプラスに考え、今どんな行動をとることが最適かという短期的な部分を考えるようにすると自分の選択に対して否定的な感情が少し和らぎます。今は後悔している選択も、時間がたてば最良の選択となる場合だってありうるのです。
大切なことは、目の前の事柄だけで選択した事柄を否定するのではなく、まずは長期的に考え自分の選択を肯定するということです。そうすることにより、選択した事柄にくよくよせず、次回以降選択する時のポイントを考えられるようになります。
3. まとめ
何かを選択する時にもとになるのは、あなたの価値観です。価値観は時間がたてば変わることだって沢山あります。
自分が選択したことに関して否定や後悔をするのではなく、長期的に考える癖をつけましょう。目の前の状況に一喜一憂せずにその時とったベストな選択を肯定するように心がけると、少し冷静に物事を考えらるようになります。
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