<英語⑥>セルフイメージ/Self-image
皆さまは自分のイメージってありますか?セルフイメージという言葉を聞くことがありますが、意味は字のごとく自分自身(self)のイメージ(image)です。でもそのイメージって、自分が作り上げたものだったり、他者の自分に対するイメージに無意識に合わせようとしてたりしませんか?自分が思っている自分=セルフイメージは、自分自身ではありません。あくまでイメージです。本日はその意味を解釈していきましょう。
Mindful(形) : 心に留める、忘れない。(名) mindfulness
1. 本日のMindfulness word
英語
“Living up to an image that you have of yourself or that other people have of you is inauthentic living.” -Eckhart Tolle
image(名) : イメージ。
inauthentic(形) : ごまかした、本来の姿でない。
日本語意訳
自分自身が持つ、もしくは他人が自分に対して持つイメージに生きるということは、本来の自分ではないのです。
2. 意味を深堀して理解する
セルフイメージとは
セルフイメージとは、自分が自分に抱いているイメージや思い込み、メッセージのことです。よく自己認識や自己肯定と混同する方がいらっしゃいますが、これらとは全く違う概念です。自己認識は自分を認識することで、自己肯定はありのままの自分を肯定すること。英語にするとrecognizeやacceptという表現が一番しっくりきます。
一方でセルフイメージは、自ら意図的に作ることなので、makeやcreateという単語になります。前者は自然に、後者は意図的に行うことですので、違いが一目瞭然ですね。
自己啓発本によくあるセルフイメージを高めるということ
よく自己啓発本には、セルフイメージを高めよう!とかセルフイメージをより良く変えよう!とかいうメッセージが挙げられますが、セルフイメージを高めたり変えることって、果たして必要なんでしょうか。そもそも、セルフイメージを持つこと自体、必要なのでしょうか。
例えば、自己啓発系によくある"私はできる人間だ!成功するんだ!"というようなセルフイメージを持つことを強制するとします。そうすると、あまりにも今の自分とかけ離れてる現実に、悲しくなってしまったり苦しくなったりしませんか?もしくは、そもそも成功している自分を想像すること自体ができなかったりします。そうすると、ご自身の心はどうでしょう。自己肯定感が下がってしまったり、違和感で気持ち悪い感覚があったり、良いことばかりではないと思います。なぜかというと、そのような自分は自分ではなく、他人との比較で出来上がった憧れや理想で作られた嘘の自分であることがほとんどだからです。
セルフイメージを持たないようにするには
では、セルフイメージを作らないようにするには、どうすればよいのでしょうか?私はとてもシンプルに、いまの自分の状態を受け入れることが大切だと思っています。
苦しくてマイナス思考になってる自分、つらいなーと思っている自分もself(自分)ですし、好きな人と時間を共にして幸せだなーと感じる自分もself(自分)です。大事なことは無理に自分高めようとするのではなく、ありのままを受け入れることです。そうすると、変に大きく見せたり、理想ばかりでがんじがらめになったself(自分)ではなく、どんな自分でも自分なんだと肯定することになります。そうすることにより、作られたイメージではないmyself(自分自身)になることができます。
自己啓発本を否定するつもりは全くありませんし、もちろんそのように思い込むことによって、結果良い方に働きご自身の自己肯定感を高められる方もいると思います。ただ、そのような考え方があう人と合わない人がいますので、自分が無理なく心地いいと思える考え方に身をまかせるのが先決だと思います。
4.まとめ
セルフイメージを持たずに、現在の自分の状態で、悲しそうな自分、楽しそうな自分、どんな時でも唯一無二の存在であることを認識しましょう。そうすれば、作られたイメージに囚われて苦しむことがなくなり、自己肯定につながるようになると私は考えます。自分を大きくしすぎずに、ありのままを受け入れることを意識しましょう。
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