<英語④>生涯のトレーニング/Training of a lifetime
私の職場は新宿近くなのですが、今日のお昼ごろに南口で首吊り自殺があったことを知り、とても悲しい気持ちになりました。人は追いつめられると、正常に考えることができなくなってしまいます。自分の感情をコントロールできなくなってしまうくらい、思考がパワフルになり尊い人間の命さえも奪ってしまうことは、他人である私でさえも悲しくなりますので、ご家族やご友人のことを考えるとつらいですよね。
さて本日は、思考も含め色々なことを経験する人生において、常に訓練であるといった意味合いを持つMindfulness wordをご紹介いたします。
Mindful(形) : 心に留める、忘れない。(名) mindfulness
1. 本日のMindfulness word
英語
“It’s a training of a lifetime to open to uncertainty and discomfort” - Leo Babauta
trainning(名) : トレーニング (動)train
lifetime(名) : 一生涯、生涯
uncertainty(名) : 不確実性 (形) uncertain -不確か
discomfort(名) : 不快、不自由、不愉快 (形)discomfortable -不快な
日本語
不確かなことや不自由さを受け入れるということは、一生涯のトレーニングである。
2. 意味を深堀して理解する
不確実性とは
私たちの人生は誰かに保証されていたり、守られていることはなく、不確かなことの連続です。例えば、この大学に合格すれば就職まで安泰だとか、結婚して子供に恵まれたら幸せな人生を築けるなどの話が耳入ってくることがありますが、それは本当でしょうか?そのように発言する人は自分の経験を通して、たまたま現状に満足していて、残り人生は何も起こらないと思っているかもしれません。しかし、自分が病気になり働けなくなってしまう可能性もありますし、何かのきっかけで家族がばらばらになってしまうことだってあるかもしれません。
人生で何一つ”確実”といえることは存在しません。いまに生きている私たちは、1時間後、1年後、10年後の未来を「100%確実だ!」といえることはできないのです。今回の言葉ではその不確実性を受け入れることで、自分自身を成長させる心のトレーニングに例えられてます。人生の中で予期せぬことが起こることにより心が傷ついたり、つらくなったりする時期は誰にでも起こります。それがまさに筋トレなどで傷ついた筋肉のように、一定の期間を経て強くなることに例えられています。
不快感を受け入れる
何か嫌な経験をしたときに、胸が締め付けられる、心臓がバクバクするといったことを経験したことはありますか?私は数えられないくらいあります。笑
そしてその度に「また不快に感じてしまった、私はなんてネガティブなんだろう」と自分に対して否定的な考えが浮かびがちです。しかし、それをトレーニングだと思うとどうでしょうか。これもトレーニングの一環だと思いこむことによって、自分を許してあげよう、受け入れてあげようという心の余裕が生まれてきます。
私も含め多くの人は、悟りを開いているわけではありませんので、すべての事柄に対して受け入れるということは容易ではありません。しかし、トレーニングと同様にコツコツと続けることによって、いつもの思考パターン(心理学では、スキーマと呼びます)を変化させることは可能です。不快と感じる自分を一度認め、次にどのように考えたらよいだろう、どのように行動したらよいだろうと考えることが自分自身の成長につながっていきます。
3.まとめ
不確実なことの連続で、心が疲れてしまうこともあるでしょう。そんな時に不愉快だと思い自分を否定するのではなく、これは筋トレだ!一生涯のトレーニングだ!と思い、自分を強くすることに重きを置いて生活してみるといかがでしょう。前回の筋トレの時には出来ていなかった腹筋が、次回の筋トレ時にできるようになっているかもしれません。
焦る必要はなく少しずつ自分の心が成長していけるよう、日々の思考のコントロールをトレーニングしていきましょう。
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