Misa’s Mindfulness Blog

心理カウンセラーが日英中のパワーワードをご紹介します。

<英語⑨>内面の輝き/Inner radiance

苦労した人ほど優しいとか、我慢が多い人ほど器が大きいってよく聞きませんか?あなたの周りにそのよう方っていますか?

私は祖父がそのような人に当てはまります。優しいと一言にいっても、見せかけの優しさではなく心から湧き出るような深い優しさを感じます。苦労している人や我慢をした人はなぜ優しいのか?そういう経験がない人が得ることのできない優しさってどんなようなことでしょう。本日は傷みの経験や我慢したことから得る優しさについてmindful的に解釈していきたいと思います。

Mindful(形) : 心に留める、忘れない。(名) mindfulness

 

 


 

1. 本日のMindfulness word

英語

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“One who is patient glows with an inner radiance.” – Allan Lokos

patient(形) : 辛抱強い、我慢強い。

glow with(動) : ~で輝く。

inner(形) : 内面の、内部の。

radiance(名) : 輝き。

 

日本語

我慢強い人は、内面から輝きを放ちます。

 

2. 意味を深堀して考える

苦しみが終わる時

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苦しい経験をしているときって、息づまってしまい、どうしたらいいか分からないという経験は誰にでもあると思います。例えるならば、暗闇の洞窟に迷い込んで出口が見えないような状態。そんな時はこの状態がいつまで続くのか、いつ抜け出すことができるのか不安でいっぱいになり息苦しくさえ感じますよね。

しかし、苦しみには必ず終わりがきます。その終わりが来るときは、全ては必然的に起こったのだと受け入れる時と、苦しみに慣れて苦しいと思っていたこと自体が苦しくなくなる2パターンのどちらかである時がほとんどです。

 

苦しみが終わるパターン

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この2パターンによって終わる苦しみから得られることをそれぞれ考えてみます。

まず、全ては必然的に起こったのだと受け入れるとどうでしょうか。例えば、5年間付き合った彼氏と喧嘩が原因で別れてしまったとします。彼との突然の別れであなたの心はボロボロで、自分の不甲斐なさや、やりきれない思いで、全てのことにネガティブに感じることでしょう。しかし、これを必然的に起こったことなんだと受け入れるとどうでしょうか。もともと5年で別れる運命だったんだと思うことによって、諦めること、執着を解放することがしやすくなります。

執着する心がなくなると、今まで彼と良い思い出ができてよかったとか次はもっといい人が現れるかもしれないなど自然にプラスに考えることができるようになります。

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それでは、苦しみに慣れて苦しくなくなるとはどのようなことなのでしょうか。

私はホットヨガを先月から始めたのですが、最初は室温38度、湿度65%の環境で呼吸をすることが苦しくて仕方がありませんでした。しかし1週間も通うと、最初は息をすることさえも大変だった身体が、呼吸を意識できるようになるほどその置かれる環境に慣れました。

実は同じような事がにも起こっていると考えられます。苦しくて仕方がなかった事が共存しているうちに、いつの間にか心が慣れて苦しくなくなっている。会社のプレゼンとかもそうですね。最初は初めてのことに緊張しますが、場数を踏むとリラックスしてできるようになります。

人間には適応能力というものが備わっています。苦しいと感じる事があれば一生苦しいことはなく、心や身体は不快だと思ったら徐々にその不快感に対して適応し、段々と苦しいと思わなくなるということが起きるのです。

 

苦しさを経験した後の心

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苦しみを受け入れたり、苦しみに慣れることによって負の感情から乗り越えられた心には、どのような変化があるのでしょうか。

例えば、私の祖父のように病気や身体の不自由さを受け入れている人を例に挙げると、同じような境遇で苦しんでいる人に対して優しくなります。自分も同じ辛さを経験しているからこそ気持ちがわかり、自然と声をかけられずにはいられなくなるようです。

また、そのような苦しさを知っているからこそ、物事に対して感謝をすることが多くなるそうです。何事もなく過ごせる毎日に感謝をしたり、周りにいる人たちに対して感謝の気持ちが生まれます。

そのような経験をしてない方は、経験した人と比べると自然に芽生える気遣い慈悲心、感謝の姿勢は劣ります。辛い経験をした人や、苦しみを乗り越えた人から感じる器の大きさや、優しさはこういうところから滲み出るものだと思います。

 

つらい時こそ成長のチャンス

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とは言っても苦しみのどん底にいるときは、そんなにプラスに考えることはできません。しかし、つらいことや苦しいことは乗り越えられる人にしかやってこないと考えてみましょう。そしてそれを経験している瞬間こそが自分が成長できる大きなチャンスだと理解しましょう。

病気で苦しんでる人は、自分の身体をいたわってあげるチャンスですし、同じように苦しんでいる人に優しく接することができるようになるチャンスです。彼氏と別れて苦しい人は、もっといい人を見つけたり、自分を磨く最大のチャンスですね。

無謀なことを言っているように聞こえるかもしれませんが、間違いなく言えることは我慢強く苦しみに耐えた人、乗り越えた経験のある人は強く、そして優しくなれるのです。マイナスなことばかりでなく、自分にプラスになることがあるんだと考えることによって、少し気持ちが落ち着いてきませんか?

 

4. まとめ

つらい事や苦しいことを経験することは、ちゃんと意味があるのです。ただ闇雲に苦しいだけではなく、乗り越えられた時や痛みになれた時は、自分の成長だけでなく他人への思いやりも持てるようになります。苦しいことに直面した時には、自分が変わるチャンスだと捉え忍耐強く構えていれば、きっとあなたの心も内面から強く輝くようになると思います。

 

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