<英語③>完全燃焼/Burn yourself up completely
本日は今に生きることへの姿勢を表現した英語のMindfulness wordのご紹介です。日々色々なことが起こる人生で、どのような気持ちを保つことが大切か、なぜそれが大切なのかを解釈していきます。
Mindful(形) : 心に留める、忘れない。(名) mindfulness
1. 本日のMindfulness word
英語
“When you do something, you should burn yourself up completely, like a good bonfire, leaving no trace of yourself.” - Shunryu Suzuki
Burn up(動) : 燃え尽きる
bonfire(名) : 焚火
Leave(動) : 残す、置いておく (名) Leaves(複)
日本語
何かを行うときは、よく燃える焚火のように完全に自分自身の力を出し切り、痕跡を残さないようにしましょう。―鈴木俊隆
2. 意味を深堀して理解する
焚火が意味すること
焚火を想像してみましょう。一度火が付いたら炭や灰になるまでひたすら燃え続ける炎が思い浮かんだと思います。燃え始めると、燃え尽きること以外にはなすすべがありません。これを私たちの人生に当てはめて考えたときに、何かを行う時は余計なこと(邪念)を考えずに一つのことに集中するというメッセージに置き換えられます。
邪念を捨て一つのことに集中するのは、今この瞬間を生きること(Be present)と同じ意味となりMindfulnessの基本的な考え方となります。
なぜ痕跡を残さないのか
ここでいう痕跡とは、自分の心の中での後悔や過去への振り返りのことを指していると考えます。なぜ後悔や過去への振り返りをしてはいけないのでしょうか。答えはとてもシンプルです。私たちは過去に生きているわけではないからです。
過去の出来事に捕らわれたままで、現在を失い、まだ起こっていない未来までも見えなくなっているとしたら、それは一度しかない人生の歩みを止めることになってしまいます。いまという時間にすべての力を注ぐことができたら、自然と過去の出来事を振り返る余裕なんてありません。いまに注意を向けられている方は、不思議と幸せな人が多いと感じます。なぜなら、過去は振り返ったり後悔したところで変わらず、その過去があって今の自分が在ることに気づいていて、一生懸命に今を生きていることが多いからです。
一つのことに集中することの大切さ
以前の記事でも記載しました通り、情報化社会の現代で一つの事柄に集中することは容易ではありません。私自身もそうなのですが、自分の呼吸に意識を置くことに重きを置いているヨガを行っているときでさえも、油断をすると思考が過去や未来などどこか違うところへ行ってしまうことをよく感じます。明日の仕事でのプレゼンはどうしようかなとか、以前喧嘩別れした友人は今どうしているんだろうなど、考えてもどうしようもないことを無意識に脳が考えていたりします。それくらい、いまに集中することは簡単なようで難しく、しかしながらそれが習慣になれば心にはとても意味のあることとなり、自身の人生がより実りのあるものとなります。悩み事もだいぶ減るのではないかと思います。
3. まとめ
今この瞬間は、戻りたいと思っても決して戻ることができないとても貴重な時間です。過去のことを後悔したり、未来の心配をし今やるべきことを先の延ばしにしていませんか?今起こっていることに対して、精一杯取り組み、心を向けることによってご自身の人生はより豊かなものとなります。今の時間を大切に一瞬一瞬を生き抜くことに専念しましょう。
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