<英語⑪>Change before you have to/自ら変わるということ
「こんな自分が嫌だな」とか「今の自分を変えたい」と思う瞬間ってありませんか?長い人生の中で、自分の嫌な部分が見えてしまったり、周りの人と比較して自分が不甲斐ないと思うことってありますよね。兄妹や会社の同僚は成長しているのに、自分は3年前と全く変わっていないと自分に対して焦ってしまったり、嫌気がさしてしまったり、ネガティブな感情が生まれることは誰しも経験があると思います。
でもそれって実は、自分が成長するためのステップであり、“変わりたい、成長したい”と思うこと自体既に成長の過程にいる証拠でもあるのです。
本記事では自分が成長していないと思い焦ってる方や不安に思っている方へ、どうしてその気持ちが起こってるのか、それに対してどのように行動したらよいのかということを心理学的にご紹介していきます。
1. 本日のMindfulness word
英語
“Change before you have to.” ーJack Welch
日本語意訳
自ら変わろう、変わらなければいけなくなる前に。
2. 意味を深堀りして考える
変わりたいと思う時の心の状態
人が「変わりたい」と思うのは2つ理由があります。1つ目は、今までの問題を外部に起因し続けてきて、それでは問題が解決しない、改善がないと自ら気づいた時です。心理学の位置づけ的には"Postive emotion"であるとされ、文字のごとくポジティブな感情と分類されます。一見変わらない自分が嫌だとマイナスに捉えがちな感情ではありますが、根底に自ら変わりたいという心理が働いているので、少しの間我慢し変化が起こり始めたら、感情は好転していきます。
2つ目は、周りとの比較により劣等感からくる心理状態です。他人と自分を比較したときにおこるこの劣等感からくる変わりたいという感情は、自分自身を変えることで自分の悩みが解決するとは限りません。整形依存症の人などもこの類に分類されますが、あの人より綺麗になりたいから整形をしよう!と思い立って整形してとても綺麗な外見を手に入れたとします。しかし、整形をしたらまた新たな比較者が現れ、いつまでたっても自分の劣等感はなくなることがなく、常に変わりたいという感情が付いてまわることになります。
劣等感からくる「変わりたい」に対処するには
では、そのような劣等感からくる「変わりたい」という感情に対して、私たちはどうしたら良いのでしょうか。解決方法は一つしかありません。自分を受け入れる事です。自分が周りとの比較を続ける以上、変わりたいという願望はいつまでたっても無くなりません。それを克服する(=本当の意味での成長を遂げる)ためには、ありのままの自分を受け入れることが必要になってきます。
好きでない部分もあっても、自分の肯定できる部分を探しそちらに意識を集中することが大切です。例えば、同僚のように会社内での人付き合いがうまくないのが嫌で変わりたいと思っているとします。しかし、誰とも上手に話すことは得意じゃないけど、仲良くなったらとても深い関係を築けるようになるんだとか、自分の好きになれない部分は認めつつ、自分の好きな部分を探すようにしましょう。
変わりたい時にすべき5つの事
変わりたい時にとるべき行動を5つ挙げます。
1. 自分の何を変えたいか,どう変わりたいかを考える。
2. 実現のために行う事をイメージする。
3. 考えの癖を正す。
4. 言葉にする。
5. 毎日振り返りをする。
まずは自分の何を変えたいのか考えてみます。性格・外見・行動など自分が変わりたい、成長したいという事柄は何でしょうか。内気な性格を変えたいのか、ブログが続かないから、毎日続けるように行動を変えたいのか、自分自身に再度問いかけます。
次に、何を変えたいのかが明確になったらそれを実現するための行動をイメージします。内気な性格を変えたいのであれば、毎日話したことない人と2人は話をしてみようとか、ブログが続かないからいつもより30分早く起きて、ブログの内容を頭で整理する時間をとってみよう等、どうしたら実現できるのか具体的に取る行動を考えます。
自分の思考の癖を正すことも必要です。いつも人に話しかけられないのは、もし自分が嫌われていたらどうしようとか、話かけて引かれたら嫌だなとか自分の思い込む思考の癖があればそれを正しましょう。
自分の変わりたい部分を言葉にしてみましょう。言霊(ことだま)を信じる人とそうでない人がいると思いますが、自分の思ったことはどんどん言葉に出していくことをお勧めします。言葉にすることで、自分の目標を再確認することに繋がり周りの人が仮にそれを聞いていたとしたら、自分は宣誓した以上絶対やるんだ!というやる気がわいてくる場合もあります。
最後に、振り返りをする時間を持ちましょう。今日1日がどんな日だったか、自分の感情にどんな変化があったかを振り返る時間を持ちましょう。その中で自分のイメージしていたことは実現できたのか。できなかった場合は、なぜできなかったのかという理由までを振り返るようにすることが大切です。
忙しい現代人はゆっくりと何かを考える時間がありません。だからこそ、寝る前やお風呂に入っている時などルーティーン化することよって、理想とのギャップを認識できたり、明日はどんな行動をとったらよいかと考えることができるようになります。
3. まとめ
今回は変わりたい!と思う瞬間の心の状態と、実際にどのようなことをすれば良いのかということに焦点を当てて考えてみました。まずは「変わりたい」という感情がポジティブなものであるのか、もしくは劣等感からきているものなのか考え後者である場合は、自分を受け入れることから始めましょう。
いずれにせよ、変わりたいと思っている時点で既に成長するための階段を上っているということなので、焦らず自分としっかり向き合い、少しずつ変わっていければ良いですね。
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