Misa’s Mindfulness Blog

心理カウンセラーが日英中のパワーワードをご紹介します。

<英語②>出会いと別れ/Beginning and Ending

本日は、何かを失って悲しい・苦しいと思っている方へのMindfulness wordです。

人生において出会いもあれば別れもあります。自分にとって素晴らしい出会いであると、その別れのつらさは何倍にも大きく感じるものです。私自身もつい数か月前に友達との突然の別れを経験しました。その時はとにかく悲しくて辛く、仕事も手につかず夜も眠れないという状態を経験しました。しかし、出会いがあってその後別れがあるのは実は当然のこと。そんな人々が忘れがちな"別れ"の観点からMindfulな解釈をしてみました。

Mindfulness(名) : 自分の身体や気持ちの状態に気づく力。注意を向けること。

 

 

 

1. 本日のMindfulness word

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英語

“Everything that has a beginning has an ending. Make your peace with that and all will be well.” – Jack Kornfield

Beginning(名) : 始まり。(類) start, commencement

Ending(名) : 終結。終わり。 (反) beginning

 

日本語意訳

"すべての事柄に始まりと終わりがある、そのことを心で受け止めしょう。そうすれば、あなた人生はきっと豊かになります。"

 

2. 意味を深堀りして理解する

なぜ人は別れを苦しく感じるのか

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私たちは、恋人や家族に限らず別れに直面した時になぜ苦しんでしまうのでしょうか。理由は大きく分けて3つあると思います。

1つ目は、自分に後悔の気持ちがあること。例えば身内を亡くしたことがある方は経験しているかもしれませんが、もっとその人と会う時間を作ればよかった、話をしとけばよかったなど、別れる前に自分がしきれなかった、足りなかったと思う点に対して後悔をする場合です。

2つ目は、その人との思い出が美化されていること。その人と共有した時間というのは、別れた後に大なり小なり美化されることがほとんどです。例えば、喧嘩をしたり、嫌な部分があったにしても、別れてからそのようなことを思い出すことは少ないと思います。

3つ目は、時間がまだ浅いということです。時が解決するという言葉にもあるように、別れに対しての苦しみやつらさは、時がたてば少しずつ風化していくものです。まだつらいと思い続けている方は、別れが訪れたその日と、3か月後の自分の気持ちを見つめてみてください。別れた日より、3か月目のほうが少しでも辛さが和らいでいると思います。その人との関係や、別れた方によって要する時間は異なりますが、少なくとも年月が経てばたつほど、別れた辛さは小さくなっていくものです。

 

別れから学ぶもの

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別れから学ぶものは多いと私自身思っています。例えば、すべてのものに別れがあることを知っていれば、一つ一つの出会いに感謝することができます。また、その苦しみを乗り越えたことにより、自分が強く逞しくなったり、同じ苦しみを抱えている人に対して優しくなることができます。

大切な家族や恋人と別れて苦しみのどん底にいる人は、そのように考えることが難しいかもしれませんが、"あなたを殺さないものはあなたを強くさせる"というニーチェの言葉にあるように、試練は乗り越えられる人にしかこないのです。そして乗り越えた時には、あなたは一回りも二回りも成長した人間になっているはずです。

"That which does not kill us, make us stronger."  - Friedrich Nietzsche

Kill(動) : 殺す。

Strong(動) : 強い。比 : stronger-strongest 

 

一期一会とは

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出会いがあるから、別れがあるということを知ったうえで、私たちが大切にしたい考え方に一期一会という言葉があります。これは、人との出会いは一生で一度だけの貴重なもので、出会った人には常に誠心誠意尽くしましょうという意味です。

特に最近は自然災害も多く、本当にいつ、どこで何が起こるかわからない世の中で生きているなぁと実感する機会が多いと思いますが、余計に縁があって出会った人、つながっている人は大切にしたいものです。常にそのような態度で人と接していれば、予期せぬ別れが訪れたとしても、それは意味のあるものだと捉えて前を向くことが容易になるのではないでしょうか。

 

まとめ

すべての事柄に出会いと別れがあり、それを受け入れられてこそ私たちは成長できるのです。

苦しくてつらい”別れ”ばかりに焦点を当てずに、別れがあるかもしれないと常に心に置いておくと自然と人に対して優しくなれます。出会いや別れに一喜一憂せず、そうであって当然だと受け入れることで、心が少し軽くなるのを感じていただけたら幸いです。

 

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